みみずくの思い出2009/05/01 13:13

画面の右側にあるふくろうの顔の形をした星雲はOwl Nebulaと呼ばれるM97という惑星状星雲です。左上のほうにはM108というおおぐま座の銀河が見えています。ふくろうの顔と言われるとその姿にしかみえません。たしかにふくろうです。 わたしが子供の頃、つまり'70年代の首都圏新興住宅地はそれまでにあった水田を埋め立てながら拡張していましたが、ところどころに残る農家のまわりには大きなクヌギの木や林が残っていました。歩きながら木の上におおきなミミズクが棲んでいるのをよくみかけたものでした。スズメやオナガ、ムクドリなどと違って人間のように平らな顔をした大きなミミズクは知性を備えているように思えました。今では帰省しても農家の林もミミズクの巣も見当たりません。高い木の上から考え深そうに私たちを見下ろしていた連中はどこに行ったのだろうかと思います。

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