アリゾナの戦闘機博物館2009/05/06 11:22

今日は土砂降りです。カヤック旅行も中止になりましたし、気晴らしに自転車で出かけるわけにも行かないのでコーヒー飲みながらどうしようかと考えていたところ部屋の隅に山積みになっているアルバムに今更ながら気がつきました。もちろん自分で撮った写真なので中身は承知しています。これはアリゾナに居たときに撮った写真です。リバーサルで砂漠の写真やスナップなど数多く撮りましたがこれは博物館の写真です。Champlin Fighter Museumという個人の飛行機コレクターが作った博物館で第一次世界大戦で活躍した複葉機からベトナム戦争当時のジェット機まで各国の戦闘機や爆撃機、偵察機などが集められています。日本の飛行機では紫電がドイツのFW190やBF109と並べて展示してありました。とにかく大きい!この博物館の特徴は飛べる状態で保存してあることで、写真の中央にある子供たちが群がっているP-51ムスタング戦闘機などは座席がタンデムに改造してあり、お願いすると乗せていただけます。飛行機はどこだろう?と思っていると驚いたことに飛行機は住宅地の間の道路を走って登場してきました。格納庫わきのお客さんを乗せると隣接する飛行場から飛び立つことになっています。このP-51は大人気です。待機中はプロペラから翼まで至る所、お客さんにべたべた触られてやけどでもしないのかなと思うくらいです。もちろんわたしも触ってきました。アリゾナはテキサスと同じく空軍基地や小さな飛行場が数多くあります。また中古の飛行機は自動車と同じくらいの価格で買うことができます。飛行機は日本よりはるかに身近な存在だろうと思います。 わたしがむかし勤めていた会社の社内フライトクラブには飛行教官がおり、実費の$2000で単発、有視界飛行の免許がとれました。訓練を受けている同僚に様子を尋ねたところ、セスナなのにバンクを深く入れて降下し「地上の牛がでっかくみえる低空まで落ちてからリカバーするんだよ。」と驚愕の訓練について語ってくれました。教官に以前の仕事を尋ねたところ「ああ、ベトナムにいた。」と言われたのだそうです。もちろんその教官も同じ会社の従業員です。わたしの同僚は航空機の元整備士ですが日本のエアフォース出身だと言ったので一発かまされたのかもしれません。その他の訓練は楽しげでした。いちばん辛いのは訓練に使っている飛行場の管制官のおばちゃんが世間話の間に指示することだったそうです。「いつ指示するのかわからないよ。」

Kodakのレチナカメラ2009/05/06 13:32

黒いレザー貼りの蓋を開けるとレンズが飛び出すエレガントなカメラです。最近は近所の写真屋さんに出かけても選べるフィルムは数少なくなりました。デジタル写真は撮影からその後の処理まで一貫して自分でやれる利点がありますが、たまにはフィルムカメラで撮影したポジをライトボックスの上に並べて眺めるのも楽しいものです。このレチナというカメラには露出計はついていませんし、自分のカメラは距離計も少し狂っているので近くのものを撮るのは苦手です。それでも写真は撮れるのでネガのフィルムを入れてたまに使っています。自転車で出かけるときにも軽くて小さいので便利です。好きなカメラですが、うまく撮れているかはいつも不安です。それを楽しめるうちは使っていたのですが、、、。