Pentax K-52012/07/08 14:20

先日ニコンの防水カメラを買ったばかりなのですが、今ひとつの画質であるのが不満でした。格好はいいんですが。コンパクトカメラに多くを求めるのも贅沢な気がするので、最近安くなったペンタックスのK-5を手に入れました。土砂降りでも使えるという噂なのでレンズも防水の2本と防水ではないけれど広角ズームの10-17mmを揃えました。

今日のお天気は不安定そのもので山に向かって行く途中でも雨が降ったり止んだり、高度の上下で白い霧のような雲の中に入ったり出たり。暑い町の中では場違いな格好も山の中ではいささか涼し過ぎるようでした。 K-5は届いて2日目ですがたいへん気配りの効いた設計で使いやすいですね。露光の調整、ISO感度、シャッター、絞りなど必要な操作は全て指2本でできるようにダイアルとボタンが配置してあります。マニュアルもほとんど読まずに使えるのはカメラの常識を踏まえた設計だからですね。大きなズームレンズを付けていても信じられないくらい軽いのは荷物を背負って歩くときには重要な利点です。残念なのはどのレンズも少々像が甘いことですがアウトドアで使うカメラだと思えば十分です。不要な機能が表に出てこないのもいいですね。ダイアルにお花マークがあったりメニューに赤ちゃんや花火が出てくると気分が萎えますから。

今年のツーリングはこのカメラを持って歩くと思います。もちろんM9-PとUWH12mm、ズミクロン35mmも防水バッグに入れておくと思いますが、k-5はなかなか気に入りました。

防水カメラAW1002012/06/20 22:35

カヤックの旅を熱心にやっていた頃はポラロイドカメラとコニカの防水コンパクトカメラを愛用していました。汚れても水で洗えるカメラというのは野外ではたいへん便利でした。先日の鹿とのお見合い事件以来、出かけるたびに鹿に会うので写真を撮りたいと思いますが警戒心の強い動物の前でバッグのカメラを取り出すのは難しい。ポケットに放り込んで雑に扱えるカメラが必要です。撮影した場所のログを取るのも面倒なのでGPSの位置データを残せるカメラが都合良いのでいろいろ勘案した結果、ニコンのAW100というカメラを買いました。発売からずいぶん日がたって安いですし。天文用のフィルター1枚よりもはるかに安かったですから。

肝心の写真は記録用にはよく写っていると思いますが明暗のコントラストが大きい森の中での写真は難しいですね。RAWデータは残らないのでカメラとしてはどうしようもないのですが軽くて防水という利点は大きいです。胸のポケットにいつも入れておいて動物と出会ったら逃げられる前にパチリと撮るにはいい道具かと思います。 JPEGなどいらないのでRAWデータだけ残してくれたら本当にいいのですが。コントラストが低い写真をオートで量産されてもなあ、、、。しかし総合的には気に入っています。カモフラージュ柄も格好いいし。

M9モノクローム2012/05/12 21:39

ライカはわたしも愛用するカメラで今はM9-Pをよく使っています。フィルムカメラのM2はごく稀に気が向いた時に白黒ネガで撮っていますが良いスキャナーは持っていないのでローファイな写真になってしまいます。デジタルカメラのM8も大事にしまってあります。去年のベルギー旅行では活躍してくれました。私にとってのライカの魅力は最低限の機能しかない伝統的なカメラの操作系を保持していることと丈夫さに尽きるのですが、保守的なジジイが好みそうな道具であると言われれば反論はありません。 モノクロCCDカメラは天体写真用にはこの冬に買ったばかりです。天体写真の場合にはカラーCCDとモノクロCCDには大きな違いがあります。撮影する対象は点光源の星々でピクセルの大きさと像面での星像の大きさは大して変わりがありません。低露光条件でカラーCCDを使った天体写真の撮影ではしばしば偽色という問題が生じます。もちろんカラーCCDで撮った写真を白黒で見ることもありますが色による感度の違いから銀河の裾などは粒状に荒れて輝度の階調も失われてしまうのです。 一般的な写真の場合には銀河の写真のように低露光条件にはならないのでモノクロCCDのカメラがどれほど美しい写真を撮れるのかよくわかりませんが、ライカの新製品として出てしまいました。試してはみたいとは思うけれど、こういうカメラは使い方が課題ですね。