つまらぬもの ― 2011/01/23 00:37

林の中や森の地べたや樹木に生える苔を熱心に見ていた時期があります。湿っぽい土の上に生える鱗のようなゼニゴケは気持ち悪いですが、ミニチュアの杉のような苔や水中に三角形に葉を広げる苔など面白いものもあります。 アクアリウム趣味では苔は重要かつ外見でも人気のある植物です。流木に活着した苔は深山で苔むした倒木の趣もあり、小さな水槽にも野性味を与えてくれます。 わたしはこの数年は淡水水槽を置いています。最初に買ったアピストと呼ばれる魚のつがいはとうに死んでしまいましたが、その子供たちのうちの2匹が残ってつがいで暮らしています。 彼らにとって水槽の中の世界が生涯の全てであるので美しく保とうと思って美しい苔なども育てているのです。 20代の頃には微生物に興味を持っていた時期がありました。顕微鏡でプランクトンを顕微鏡で見たり飼ったり。藁を入れて放置したバケツでメダカと一緒に飼ってみたり。 一見つまらぬものと思いがちですがよくよく見てみると苔も微生物もおもしろい「創造物」です。
ローデンストックのねぼすけレンズ ― 2011/01/23 16:27

わたしが住んでいる町は県庁所在地とは言っても田舎町で、20代の頃に住んだならうんざりしただろうと思います。農協が家の近くにもあるのですが地球儀のような看板がいつも気になっていてつい撮りました。田舎の街道沿いの民家には今でも由美かおるのブリキの看板が朽ちかけたままぶら下がっていたりします。 レチナIIcにはローデンストックのHeligon 50mm F2.8が付いているのですがあまり解像は良くないので風景を撮影して良い結果を得たことはありません。ディテールが失われた霞んだ写真になってしまいます。大きくてコントラストがはっきりしたものでないと具合が悪いようです。地球儀看板みたいに。 レチナのこのレンズの解像度が高いという噂の出元はわかりませんが、14年前の原平さんの「金属人類学入門」という本に「ライカも真っ青」という記述があります。どのレンズと比べたのかはわかりませんが。この時期にライカや旧いカメラのブームを仕掛けた人たちであるので話半分に聞くべきでしょう。残念ながらわたしのIIcのレンズはそれほど優秀な印象はありません。このカメラの魅力は小洒落た折りたたみ式カメラであることがほとんど全てですが遊びにはそれも重要なことかと思います。黒い皮にエンボスされたRetinaのロゴも大きく湾曲した巻き上げレバーも格好いい。 決して優秀なカメラでもないのですが町中でスナップなど撮るのならおもしろいかもしれません。わたしが住んでいる町はスカート下にジャージをはいて自転車に乗る女子高生がいるような町なので出かけるモチベーションは著しく低いのですが。
Guerciotti ― 2011/01/23 21:15

この自転車に乗り出して5年ほど経ちました。久しぶりにこのメーカーのカタログを眺めてみましたがアルミフレームは安いエントリーモデルだけであとはカーボンフレームだけですね。このフレームを買うときは薄いEM2というチューブセットで組んであるというので耐久性を心配したのですが、長持ちしてくれました。転んだり滑ったりでアルミのレバーは何度か交換しましたが、ここに来てスペアが尽きたので部品をどうしようか考えています。 冬の朝はどうも起きるのが遅くなるので多少なりとも負荷を増やしてやろうと太いタイヤのシクロクロスに乗ることが多いのですが、川辺の鳥を眺めて走るにも太いタイヤは便利です。貧脚のわたしはこれに乗り換えると露骨に速度は落ちるのが難ですが。 前からみるとフレームに大きな黒い星のマークが塗装してあり、子供向け自転車のようで格好悪いです。Selle Italiaチームの自転車と同じフレームだと当時は盛んに宣伝しており、シクロクロスが盛んなUSにもこのEM2を看板に進出してゆきましたが成功したのかな。最近のフレームはシールにクリア吹いただけのものが多いですが、この黄色と黒のグラデーションはエアブラシで塗装してあります。 壊したときのスペアにディレイラーハンガーを余計に付けてくれるというので感謝したのですが寸法違いであったという落ちもありました。 知名度がゼロに近いらしく同じメーカーの自転車を見たことはありません。10回チャンピオンシップをとったと当時宣伝してたけどシクロクロスだしなあ。
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