スプートニクの時代 ― 2009/06/11 23:04

新しいカメラを手に入れたので今日は夕暮れの町を写真を撮りつつ散歩してきました。食事も済ませ、ベランダから久々の夜空を眺めていると月が昇ってきました。エルマーという大昔の90mmレンズで東の空にある月を撮ってみました。このレンズは1950年代、まだテレビ放送が始まるかどうかという頃に作られたものです。まだ月に人間は出かけてもおらず、ソビエト連邦の人工衛星スプートニクがようやく打ち上げられた頃のものです。そういうことを思い浮かべつつベランダから月を撮りました。さすがに90mmでは小さくしか写りませんからトリムしてあります。補完するストーリーが必要な写真はろくなものではありませんね。行動範囲の狭いカメラ好き爺の写真を揶揄して「ライカで撮ったという写真には猫と看板しかない。」とよく言われますが、そちらの写真のほうがこの月の写真よりはるかにましでしょう。ともあれ、古いレンズで撮る写真には撮る人だけが見つけられる楽しみがあります。 来週は仕事で京都旅行に行くので楽しみです。もちろん新しいM8も持って行きます。梅雨入りしたので残念ながら天体観測は当分お預けです。そろそろ木星でも眺めたいのですが。
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