天の川を見に行く2012/07/16 01:45

近頃は年のせいか夜のドライブは苦痛なのですが、目をこすりながら天の川を見に明野村に出かけました。お目当ては山に沈むさそり座あたり、われらが天の川銀河の中心部だったのですが残念ながら雲に覆われてよく見えません。それにしても夜中にここに来るのは寒い冬にオリオン座をみて以来のことですが、やはり夏の銀河は星も数多く濃いのでよくみえます。今度は梅雨明けに透明度の良い山頂で眺めたいものです。写真は買ったばかりのK-5と10mmの魚眼レンズで撮りました。ライカMで撮るときはUWH12mm、昔使っていたコンタックスではHologonのような歪みのないレンズが好みで愛用しているのですが、これはこれでおもしろいです。

天の川見物はわずか1時間ほどの短いお楽しみでしたがこの連休のハイライトです。

夕空に浮かぶふしぎな雲2012/07/16 19:20

不思議な雲ですがレンズ雲と呼ばれる雲で気流が山を越えるときに生じる山岳波という大気の振動で生じるのだそうです。 大きいのから順に重なる様子がおもしろいですね。最近は富士山あたりも心配の種が尽きませんが、凶兆というわけでもないでしょう。夜になってから東に流れ始めましたが特徴的なかたちはそのままでした。おもしろいです。だいたいこういう不思議な雲の中心には滅びたはずの古代文明が作った天空の城やら、不思議な生命体やらがいることになっていますが、今日のこの雲の中心にはなにがあるのかな。大気の定在波が出来ているそうなので飛行機などでは調べられないかもしれませんが観測気球など飛ばしてみるひとはいないものか。

雲の中でお弁当2012/07/22 13:43

降り出したかなと思ったら、ヘルメットのサンバイザーに結露してできた水の雫でした。湿潤な空気が肺を満たし、視界は濃厚な白い光の粒で遠近感を失います。数十メートル先は白い光の中に消失し走り慣れた道も知らない山道のようです。 雲に覆われた茅が岳を麓から眺めて、朦朧とした森の中は美しかろうと出かけました。もちろんお弁当も持って。 近頃は近隣の山の麓で熊に殴られた爺さんがいたり物騒なのでお昼の休憩は長い橋の真ん中でとることにしたのですが橋の欄干は濡れた空気からの結露でびしょぬれ、谷間の風景は雲に遮られ自分のまわりの空間だけが白い無から切り出されて浮かんでいるような景色でした。影絵のような樹々の向こうから鳥の声は聞こえてくるのですが姿はみえずただ白い光の中に自分ひとり閉じ込められているようで妙な気分でした。不思議なもんですね。何度も経験しているただの雲なのに。