ベルギー旅行2011/10/23 14:50

ブリュッセルに近いルーベンという町に出かけてきました。カトリックの大学がある町で尖塔のある図書館や市庁舎、教会を中心にして放射状に広がる小さな町ですがIMECというエレクトロニクス研究のコンソーシアムがあることで有名です。 わたしが到着した週は急に冷え込んだそうで最高気温も日本の冬並みでした。ベルギーはビールで有名な国で2000ほどの銘柄を作っているそうですが3種類だけ試してみました。もともと酒飲みではないのでビールとはいえ2杯も飲めば十分です。 終日仕事であったので観光はできませんでしたが夜の町を徘徊しながら写真を撮りました。

通学する子供たちや学生が多い早朝は町中の車道に自転車があふれて、わたしが乗るタクシーもその後ろをのろのろ走る有様でした。駅でも自転車を貸し出していますが、歩道の至る所に停めてある自転車をみると日本でも売っているような安物の自転車がほとんどでした。もっともミニサイクルのようなものはなくて、ホイール径は標準的な700Cです。たいていリアホイールの上のキャリアに厚いビニールのバッグを吊るしてあります。日本だとキャンプツーリングに使うようなバッグです。寒いとはいえ元気なもので女の子はキュロットみたいなものをはいて素足で自転車に乗っているし男の子も半ズボンで乗ってますね。タクシーの運転手はおかしいよと言っていましたし大人はみな厚いコートを着て歩いているような気温なのですが。わたしが暮らす田舎だと冬場の女子中学生にはスカートの下にジャージをはいているような子もいますがルーベンの女の子みたいに多少は見栄をはってもらいたいものです。いただけません。

わたしにとってありがたいことにベルギーは喫煙者の人権も守られています。空港にも喫煙所がちゃんとあるしレストランやカフェも煙草が吸える場所があります。悪習であるのは喫煙者の誰もが自覚していることではありますが、たかだか二十年で世論が逆転しては喫煙者はたまりません。だいたい二十年前の聡明なヒーローは煙草を吸いながら思考を巡らせたものですが、、、。 喫煙者であるわたしからみれば著しい判断力低下をただちに招く飲酒や麻薬のほうが重大な悪習であって「ただちに危険のない」喫煙習慣など軽微なものだと思えます。

などということを今日の夕方、山々に沈む夕日を眺めながら考えました。ルーベンは美しい町でしたが起伏に乏しいのが今ひとつでした。長旅でぐったりしていたのですが家に帰ると早々にバイクで近くの山に行きました。この土日は飛行機と電車で寝たり起きたりぐずぐずな生活でした。