スピード ― 2009/03/22 00:42

ヘラクレス座の球状星団M13は色彩の異なる微小な星々が凝集した様子が美しく迫力もあり好きな天体のひとつです。高密度な星団の姿には迫ってくるスピード感を感じます。この写真は町中の自宅から9cmの小さな屈折望遠鏡で撮影しました。
撮影の道具 ― 2009/03/22 00:53

撮影にはタカハシ製作所のSky90という望遠鏡にレデューサー使いF4.5のレンズとして使っています。この鏡筒を買ったときにはモータードライブもないP2Zという小型赤道儀でぼんやり夜空を眺めていたのですが、隣接する野球場の照明や街灯で肉眼ではほとんど星が見えず導入もままならないため自動導入もできるビクセンのSXD赤道儀を使うようになりました。撮影にはIDASのLPS-V3というフィルターをよく使っています。ブロードバンドの光害カットフィルターはAstronomicやMeadeなどいくつか使ってみましたがカラーCCDによる撮影には色バランスが大きくは崩れないLPS-V3がもっとも使いやすいように思います。撮影のガイドにはタカハシの6cm屈折とOrionのStarshoot IIというカラーCCDカメラを使っています。Sky90による撮影にはQHY8というカラーCCDを使っています。Starlight XpressのSXVF-M25Cというカメラとほぼ同等の製品です。CCDと赤道儀の制御にはMaxlmというソフトウェアを使っています。 天体写真はすべて自宅で撮影しています。
無作為な調和 ― 2009/03/22 01:13

桜の開花のニュースも聞こえてくる春になりましたが、日が暮れた空にはオリオン座が輝いています。子供の頃に読んだ星の本にはオリオン座の馬頭星雲の写真が必ず載っていました。OrionのCCDカメラを買った頃にもIntes Microの5インチマクストフで何度か撮影しましたが小さなCCDと、F6のレデューサーでは薄らと馬の影が写るだけでした。この写真はSky90とQHY8で撮影しています。 馬頭星雲周辺の景色は、その明るい恒星の配置、星雲の形、偶然にしては出来すぎた感じがします。
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