RH250 ― 2011/05/24 23:41

ここ数週間はオートバイ選びで楽しい夜を過ごしています。わたしが一番多くの思い出を作ったバイクがRH250というオフロードバイクなのですが、当時の写真がみつからないので同じ色のバイクの写真をsuzukicycles.orgさんからお借りしました。 初めて本をみながらキャブレターを分解組み立てしたところ大失敗し足下にガソリンの水たまりを作ったりもしました。ツーリング先でクラッチワイヤーが切れ、信号待ちでギアをニュートラルに入れた後、どうやって発進するか悩んだりもしました。今思えばわたしに選ばれてかわいそうなバイクであったかもしれません。 当時はヤマハのDT200が人気でスズキのRH250は角のない丸っこい意匠で古くさい印象があった上に、曲がらない、止まらないとさんざんな言われようだったのですが、わたしはなぜか気に入って選びました。おかげで今はない羽鳥のコースに出かけたときは自分の未熟さを後悔しました。強力な2ストロークエンジンは35ps/7500rpm, 3.5kgfm/6500rpmとなかなかの高出力でした。最近眺めている候補のバイクのエンジンはどれもこれほどの出力はありません。250CCは車検もないのだし手元に残しておいてもよかったな。 最近のバイクのプアな性能にあまりにがっかりしたので、再びバイクに乗ることはなかろうとここ10年ほど思っていましたが、最近は適度にボロいバイクや車に乗るのもリラックスできるし悪くないと考えています。年をとったということでしょうか。いや、思い出したのは江戸川の土手で分解しながら転がってゆく大切ながらくたオートバイに笑い転げたり、一晩中国道を走って遠くの山に出かけた十代終わりの日々です。彼らとももう十年近く会っていませんが。 今年は久々にバイクで野山に出かけて草いきれの中でむっとする夏の雰囲気を味わいたいです。
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