ムガベ大統領ついに宇宙に立つ ― 2009/03/26 19:27

しし座に寄せ集まった3つの銀河M66(左上)M65(左下)とNGC3628です。春の星座はさびしい印象を受けるのですが、まばらな星々の間に遠くの銀河がひしめく夜空の覗き窓のような場所となっています。これらの天体は地球から3000万光年離れているそうです。ところでアフリカのジンバブエという破綻した国の通貨であるジンバブエドルに1ドルを両替すると紙幣の高さは40万光年になると言われた時期がありました。それを考えるとしし座の銀河までの距離は意外にも近く、$100ドルをジンバブエの銀行で両替してもらってお札のてっぺんに立てば到着というわけです。この国、半年おきに10桁以上のデノミをやっているようです。今年も今月のレートではM66までは届きません。おそらく半年ほどお待ちいただければ、、、。
マクストフ望遠鏡 ― 2009/03/26 22:22

ロシアのIntesMicro社の5インチマクストフ望遠鏡です。日本では笠井トレーディングからAlter-5という名前で売られている製品です。わたしの望遠鏡も笠井カラーの黒色に塗装されていましたがこのタイプの望遠鏡の分解整備の練習ついでに白く塗り直しました。慣れない塗料の溶剤に酔ってしまい一日仕事を休んだことは秘密です。この望遠鏡はSSII程度の小さなCCDであればミードのレデューサーと組み合わせることで十分に良い写真を撮ることができます。わたしはF3.3やF6のレデューサーと組み合わせて銀河の写真撮影に使っていましたが、SSIIはノイズが多いため今ではこのマクストフも撮影に使わなくなりました。APS-Cではトリミングして使うことになります。小型で小さな経緯台にも載せることができるので最近はベランダに置いて、宵の空にある土星や明け方の木星を眺めています。惑星像はX1.6のエクステンダーを付けたSky90には負けるかな。
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