Poladroid ― 2011/11/24 23:37
ポラロイドのインスタント写真はあまいフォーカスと独特な色合いが好みで高級なカメラなど買えなかった若い頃によく使いました。オートバイやカヤックでの旅やガールフレンドの写真をよく撮りました。簡単なわりには保存性も良好で20年以上昔の写真もあいかわらず独特な色合いを保っています。(あざやか、というのは少し違うんです。)わたしが最初に買ったデジタルカメラQuickTake150では仕事で出かけた外国の写真をたくさん撮りましたが今では1枚も残っていません。紙は偉大です。
デジタルカメラでも似たニュアンスの写真を作ってくれるPoladroidというソフトウェアがあります。JPEGの写真をドラグすると本物のジーという音とともに未現像の写真が出て来ます。ポラロイド写真の現像が終わるまでの数分間、じわじわと浮き出す写真を待つのが楽しみです。
ローデンストックのねぼすけレンズ ― 2011/01/23 16:27
わたしが住んでいる町は県庁所在地とは言っても田舎町で、20代の頃に住んだならうんざりしただろうと思います。農協が家の近くにもあるのですが地球儀のような看板がいつも気になっていてつい撮りました。田舎の街道沿いの民家には今でも由美かおるのブリキの看板が朽ちかけたままぶら下がっていたりします。 レチナIIcにはローデンストックのHeligon 50mm F2.8が付いているのですがあまり解像は良くないので風景を撮影して良い結果を得たことはありません。ディテールが失われた霞んだ写真になってしまいます。大きくてコントラストがはっきりしたものでないと具合が悪いようです。地球儀看板みたいに。 レチナのこのレンズの解像度が高いという噂の出元はわかりませんが、14年前の原平さんの「金属人類学入門」という本に「ライカも真っ青」という記述があります。どのレンズと比べたのかはわかりませんが。この時期にライカや旧いカメラのブームを仕掛けた人たちであるので話半分に聞くべきでしょう。残念ながらわたしのIIcのレンズはそれほど優秀な印象はありません。このカメラの魅力は小洒落た折りたたみ式カメラであることがほとんど全てですが遊びにはそれも重要なことかと思います。黒い皮にエンボスされたRetinaのロゴも大きく湾曲した巻き上げレバーも格好いい。 決して優秀なカメラでもないのですが町中でスナップなど撮るのならおもしろいかもしれません。わたしが住んでいる町はスカート下にジャージをはいて自転車に乗る女子高生がいるような町なので出かけるモチベーションは著しく低いのですが。
彼のオートバイ、彼女の島 ― 2011/01/22 19:05
という小説を書いた片岡義男さんという作家がいました。 角川文庫の赤い背表紙はふだん読書しないタイプの若者も巻き込み書店の本棚に溢れたものです。ちょっとかわいい女の子のヌードを「激写」と称して篠山さんが連載していたGOROという雑誌もその頃ですね。もちろん私も中学、高校生時分に巻き込まれ、文体まで影響されてしまい、イタいラブレターを書いたりもしました。もちろん片岡さんを揶揄するつもりなど毛頭ありません。きまぐれ飛行船をFMで聴くのが楽しみという小学生でしたから筋金入りのファンでした。自転車で出かけた帰り道に撮ったオートバイ屋さんの写真を見ていて思い出しました。 久しぶりにレチナで撮った写真はコントラスト低めでぼんやりしていましたが、懐かしい感じがしました。現像を写真屋に出すときはカラーフィルムと同じ現像が出来るイルフォードやコダックのフィルムを使っていましたが最近は近所の写真屋では置かなくなったのでネオパンで撮って現像しました。ダークレス現像キットという富士の製品です。薬品の使用量も極めて少ないので自宅で扱うにはちょうどいいです。少量なので部屋が臭くなることもありません。唯一の欠点は薬品を撹拌するための作業で、処理中にクランクを廻してフィルムを巻く/ゆるめるを繰り返さないといけないので手が疲れました。 現像までに数日かかると言われるとしらけた気分になりますが、撮ったその日に見る事ができるのはいいですね。
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