Nokton 50mm F1.1 ― 2010/12/29 20:38
わかってはいたのですが、、、。ベランダからNokton 50mm F1.1でオリオン座を撮ってみました。IDASのLPS-P2フィルターを付けて開放で撮りました。アクロマート色消しの写真用レンズの絞り開放で撮る星空は相当にひどいことは承知していますが、確かパーキンエルマーの流星用広視野カメラでF1切るのがあったのを思い出して手元にあるNoktonで試したくなったのです。さすがにF1では夜空とはいえ何分もの露光をするわけには行かないので60秒で撮った写真です。適当に極軸を合わせたP2赤道儀のモータードライブが回るに任せて撮りました。明るいレンズはこういう場合には楽でいいですね。50mmとM8の組み合わせだとちょうどオリオン座が画面いっぱいに写ります。星がぼってりと太ってみえるのはRGBの青色チャネルの像がふくらんでいるからです。レンズの中心軸に近い三ツ星のあたりは丸い点状に星がみえますが軸を少しでも外すと収差で三角形の星に変形してしまいます。ひどいもんです。絞って使うのなら他のレンズを使うのでNokton 50mm F1.1は星空写真に出番は無さそうです。点光源である星の写真には使えませんが夜の室内では便利に使っています。ただ暗い場所でF1.1の明るさがあっても被写界深度は紙のように薄いのでわたしにはどうも使いこなせません。どうもピンぼけ続発で、、、。
さよならContax ― 2010/01/12 22:33
10年前、アリゾナに出かけるときに旅のお供に選んだG1ですがフィルムカメラはM2と2台のレチナを残して手放すことにしました。アリゾナでは一年近く過ごし、WWI時代の飛行機や砂漠に残る廃鉱などを撮りました。ツーソンに砂漠の生き物を見に出かけたときは急に降り出した雨でわずか30分でハイウェイは水没、丘に逃げて難を逃れました。隕石孔では日本文化かぶれのカラテカ店員があんまりおだてるので、ついつい「ネバダ産」の三葉虫の化石やトルコ石を買いました。モニュメントバレーへの旅もおもしろかった。地図にある人口300人の町で給油するはずが、あったのは電柱だけだったり。30代半ばのあの頃は思い返すと楽しかった。 しかしよく思い出してみるといやな事は忘れただけなのですね。 Hologonはおもしろいレンズだったけれど、似たような絵ばかりになってしまう扱いが難しいレンズでした。そのために買ったG1でしたが。
バルナックのアイデア ― 2009/12/28 18:41
写真に使う35mmフィルムのフォーマットを決めたのはライツ社ですが、そのライツのバルナックさんがなぜ35mmというフィルム寸法を決めたのか興味深い話を読みました。Kellerさんという1930年から50年の間、ライツ社で働いていた方の本にバルナックの論理が書いてあるのですが、それはこんな話です。 人間の目は角度にして最高で1'程度の解像度があります。リラックスした状態では2'程度の解像度なんだと彼は言います。ここでフィルム粒子の大きさを30umとすると、得られる写真の解像度がフィルム粒子で決定される焦点距離は50mmになります。そこで標準レンズは50mmに決めたのだそうです。 35mmのフィルム寸法は映画用フィルムの幅と同じですが、横と縦を入れ替えて2:3の比で決めた35mm写真フィルムの寸法はフィルム粒子の数でちょうど1メガピクセルになる寸法として決めたのだと言います。 バルナックさんは職人さんですから最初の議論には間違いがあります。フィルム面にレンズがつくる像の解像度はレンズのF値で決まってしまうからですが、ノートにピンホールを抜ける光線を描きながら出来る限り肉眼に近い性能を持たせようと考えたのだろうと想像できます。 ところで、上のバルナックの議論をCCDに置き換えて考えるとこういう話になります。カラーCCDの実効的な解像度は1.5セル分の10um程度と考えると「標準レンズ」は17mmということになります。17mmのレンズに1メガピクセルのCCDのカメラがデジタル版バルナックライカ?
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