池の平林道の支線?2012/05/01 13:39

林道のゲートも開いたので山梨県北部の偵察に行って来ました。林道通行規制情報というものをみてから出かけますが当てにならないこともしばしばです。通行止めの区間が違っていたり、規制なしの情報で出かけたらゲートが降りていて10km以上戻るハメになったことも。 今回は観音峠大野山線で木賊峠に出てから、なぜか開いていた池の平線で乙女高原方面に抜けたかったのですが情報では通行止めになっている区間が開通、情報では規制無しの区間が通行止めでやむなくゲートが開いてる「通年通行止め」の林道に入りました。観音峠大野山線に木賊峠の北側で合流する道ですが針葉樹林を抜けるダートでなかなか気分が良かったです。 瑞牆山の麓は渓流が多いのですが広い谷間の森を抜ける地形で場所によってはオートバイで入ることもできます。倒木を越えられないような車両では難しいですが別に技量がなくても大丈夫です。引き返すことは考えて坂を下るようにしていますが。本日のランチはそうやって川のほとりでいただきました。

黎明期のオフロードラン2012/05/02 17:32

Matthew Valeというひとの"BSA UNIT SINGLES"という本は幾多の写真や絵、図面が含まれていて古いオートバイが好きな方には楽しい本だと思いますが、興味深いのは実際にキャンプやレースに使われている車両の写真です。扉には雨合羽みたいな服を着た警官たちがC15という250ccのオートバイでジャンプしている大きな写真が載っています。ホイールひとつぶんくらいしか飛んでいませんが120kg以上ある重い車体と高々20馬力程度のエンジンでよく走るなあと思います。C15が売られていた1959年といえば第二次世界大戦終結後まだ10年ほどの時期ですが、このオートバイと250TRはほとんど同じ性能なのでした。C15には競技用モデルも含めて5種類のバリエーションがあるようですが、このうちオフロードランに使われていたのはC15S、C15Tの2つのモデルです。スクランブルレース用とトライアル用に売り出されたこれらの車両はカムシャフトが違うだけでスタンダードモデルとの大きな違いは重量含めてなかったようです。こんな重い車体でどういう走りをしていたのか気になるところですが、この本には当時のトライアルの競技写真がありません。スクランブルの写真は80年代以前の日本のモトクロスコースとあまり変わらないようにもみえますが、海兵隊の選手が偵察走行の試験で走っているのは倒木があるトレールです。モトクロスに限れば私が乗り始めた80年代前半はスーパークロスに代表される興行化したモトクロスが登場した時期でアウトドアのコース設計もその影響を受けて大きく変化しました。サスペンションのストロークが足がつかないほど伸びたのもその頃だったように思います。コースなら足がつかなくても乗れますが山ではフワフワのいつ崩れてもおかしくない場所も走るときがあるので重心が高いバイクは勘弁ですね。

写真は昨日出かけた渓流です。川を渡った先が気になりますがけっこうな流れである上に釣りのおじさんがいるので遠慮いたしました。

遠雷に耳を澄ます2012/05/04 14:11

朝寝坊で怠惰なわたしが7時前には起きて朝からバイクで出かけるというのはよほどのことなのですが、天気予報も良かったし今日は朝からバイクでお出かけしました。20分も走れば林道に入れる場所に住んでいるので山に直行し遠回りして景色を見ながら目的地を目指したのですが、あと1時間くらい走れば登り口というところで大雨に降参して逃げ帰ってきました。服が濡れるのは構わないけれど大事なカメラを濡らす訳にもゆきません。山を降りれば夏のように暑く濡れたズボンもいつのまにか乾いていました。 遠い山で雷が鳴る音を聞き、早いですが夏の片鱗を感じました。 明日は今日よりも天気が良さそうですがテント持ってゆくかな。 あるいは今日の目的地をもう一度目指してみるか。 高地の森はまだ冬とあまり変わりませんが里山はもうすっかり緑色ですね。