彼のオートバイ、彼女の島2011/01/22 19:05

という小説を書いた片岡義男さんという作家がいました。 角川文庫の赤い背表紙はふだん読書しないタイプの若者も巻き込み書店の本棚に溢れたものです。ちょっとかわいい女の子のヌードを「激写」と称して篠山さんが連載していたGOROという雑誌もその頃ですね。もちろん私も中学、高校生時分に巻き込まれ、文体まで影響されてしまい、イタいラブレターを書いたりもしました。もちろん片岡さんを揶揄するつもりなど毛頭ありません。きまぐれ飛行船をFMで聴くのが楽しみという小学生でしたから筋金入りのファンでした。自転車で出かけた帰り道に撮ったオートバイ屋さんの写真を見ていて思い出しました。 久しぶりにレチナで撮った写真はコントラスト低めでぼんやりしていましたが、懐かしい感じがしました。現像を写真屋に出すときはカラーフィルムと同じ現像が出来るイルフォードやコダックのフィルムを使っていましたが最近は近所の写真屋では置かなくなったのでネオパンで撮って現像しました。ダークレス現像キットという富士の製品です。薬品の使用量も極めて少ないので自宅で扱うにはちょうどいいです。少量なので部屋が臭くなることもありません。唯一の欠点は薬品を撹拌するための作業で、処理中にクランクを廻してフィルムを巻く/ゆるめるを繰り返さないといけないので手が疲れました。 現像までに数日かかると言われるとしらけた気分になりますが、撮ったその日に見る事ができるのはいいですね。