茅ヶ岳サーキット2011/09/11 20:57

この週末も山の中を走っていました。そろそろ日陰の風は涼しすぎるくらいで夏も終わったのだなと実感します。家に帰れば暑いのですが。

このところよく出かけるのは茅が岳周辺の林道です。この林道は山を囲んでおり南側は甲府盆地方面、北側はみずがき山などの山々と山間の小さな村を上から覗き込むような景色が楽しめます。この環状線にはいくつもの枝があります。登山道であったり林道の支線ですが。GPSのおかげで迷子にはなりにくいのであれこれ探索しています。支線にはきびしい道も多く、軽いトライアルバイクでないとわたしには無理と思うような道もあります。ヨーロッパで100年近い伝統をもつレースにISDEというものがありますが、映画でみたISDEの山岳コースみたいだ、と多少血が騒ぎました。ブランクが長かったのでスタンディングしないと乗れないような道は危なっかしかったりもしますが楽しんでいます。250TRはエンジン下のクリアランスが少ないので何度か岩にぶつけましたがまあ大丈夫です。本線は眺めのいいのんびりした林道なのですが。地図で眺めると短いルートに見えますが実際に一周すると40kmくらいの距離になります。もの足りないときは北側のルートから木賊峠経由で瑞牆山方面の林道を走って信州峠に抜けるか、東に抜けて荒川線で大弛峠に抜ければ長野の千曲川沿いや八ヶ岳の景色の良い道を走って楽しい一日を過ごすことができます。何もない森の中を何時間も走るのは孤独な楽しみですがなかなかいいものです。周辺の地域は幾多の渓流があり、林道も多くは川が流れる谷間を通っています。森の中を流れる川を眺めながら曲がりくねった道を走るのは楽しいですね。でもそろそろ降り積もった枯れ葉に注意が必要です。妙な横Gでふわんと車体が流れます。

バイクを買うまでは週末は自転車で遠くの博物館まで出かけてその庭園でお弁当を食べるのが習慣でしたが、最近は茅が岳がランチの場所になっています。だんだん寒くなりますがポケットに入るくらいの固形燃料を持っていって熱いお茶でも楽しもうかと計画しています。貧乏野宿旅をしていたときはなんでも固形燃料頼みでしたが近年は使う機会もありませんでした。久しぶりに買ったEsbitは昔と同じオレンジの小さな紙箱に入っていて懐かしかったです。

そういえばダム湖で休憩していたときにサイクリングの女の子にバイクを褒められましたが世の中懐古趣味が流行しているのでしょうか?オフロード車といえば背の高い車体に起伏の無い表面のボディが今の標準でいかにも速そうですがスポーツ用品のようでわたしにはピンと来ません。トライアンフのスクランブラーやBMWのGSは格好いいけれど、わたしが林道で楽しく遊ぶには重すぎて楽しめない気がします。中途半端ではあるのですが250TRは悪くない選択だという気がします。蓼科の高地では少々遅い気がしたけれどまあ機械も頑張ってるので褒めてあげましょう。